38歳不妊歴8年の鍼灸師によるブログ

38歳不妊歴8年。5年前に採卵2回移植1回、いずれも妊娠に至らず。2回目の採卵で18個の受精卵が菌により全滅し体外受精お休み。2020年体外受精再開し妊娠するも8週で稽留流産。その後胎盤ポリープと診断され、約4か月後に自然排出される。2021年1月から体外受精再開。2月に胚盤胞移植→陰性。3月の胚盤胞移植で陽性判定。2021年12月2日緊急帝王切開で出産。

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アレルギー検査(39項目+果物3項目)を受けた結果

アレルギー検査を受けた理由

最初は前腕のかゆみから

いつから始まったかはっきり分からないのですが、たぶん1か月くらい前から両前腕の表側(手の甲側と言うのかな)がやたら痒いなあ、と思っていました。

 

ポリポリと掻いていましたが、痒くて寝れないとかいうレベルでもなく、特に気にしてなかったです。

それでも毎日は痒くて、

(なんかずっと痒いなあ…)

なんて思ったとき、ブツブツと赤く発疹が広がっているのに気づきました。

 

しばらく様子をみても症状が変わらないので、今から2週間ほど前に皮膚科に行ってきました。

 

そこで一目見た先生から、

『あ、これはアレルギーだねー。点滴するねー。薬出しとくねー。アレルギー検査やっとこうか?』

と言われました。

 

自分でもアレルギーなんじゃないかと思っていて、その原因もなんとなく心当たりもあったので、検査を受ける事にしました。

 

次は太もも→下腿→首の後ろ→全身へ

薬を数日飲んで症状はすぐに良くなったのですが、しばらくして、次は太ももの外側がかゆくなりました。

そして同時期くらいに下腿も痒くなり、首の後ろも痒くなり、いたる所が痒くなりました。

 

気づけば全身のあちこちに発疹が出ていて、とにかく痒い!

 

アレルギーだったら原因があるはずで、とりあえずそれを避ける事にしました。

少し心当たりもあったので…。

 

アレルギーの原因

心当たり①:ほこり

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実は3か月ほど前に引越しをしました。

 

住んでいたマンションから実家に引っ越してきたのですが、自分達の物を入れるにはまず実家を片付けないといけない状況でした。

 

私も過去4回引っ越しているのですが、今回の引っ越しがダントツで一番大変でした。

マンションからマンションの引っ越しって、普通引っ越した先は物が何もない状態ですよね。

 

けど今回は、

『住んでいる所の荷物を整理して梱包する』

プラス

『これから住む所の荷物を片付ける』

が必要。

 

去年亡くなった祖母の部屋に住む事になったのですが、タンスや押し入れの中にはパンパンに祖母の服や物がそのまま置いてありました。

祖母は10年くらい前に施設に入ったので、タンスや押し入れの物はその頃のままです。

これを整理しなければ自分たちの荷物が入りません。

 

とにかく捨てたり、売ったり、リサイクルに出したり…。

物を出す→掃除機をかける→拭き掃除

 

を延々続けていたので、かなりハウスダストにさらされていました。

 

ホコリを吸うとくしゃみが止まらなくなる自覚症状はあったので、マスクを着けたりはしていたのですがとにかく片付けるとなると大量のホコリが舞ってくるので、

(やばいかなあ)

とは思っていました。

 

心当たり②:果物

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実家に帰ってきて、母が食事を作ってくれる事になりました。

本当にこれが一番ありがたい!

思いっきり甘えてます😌

 

自分では果物なんか買う事もほとんどないんですが、母の食事では果物がよく登場します。

ほとんど食べていなかった状態から、毎日のように食べるようになったので、これも環境の変化ですよね。

 

さくらんぼ・桃・ビワ・メロンとか食べると喉がかゆくなる自覚症状は以前からありました。

ですが数時間経つと治まりますし、痒みなんかは起こった事はありません。

 

でも

(いきなりいっぱい食べるようになったから、もしかして果物が原因?)

とは少し思いました。

 

アレルギーの検査って?

検査方法

調べる方法は血液検査でした。

採血だけで分かるみたいです。

 

項目はハウスダストや花粉などの基本的なアレルギーの39項目に加えて、検査項目が追加できるようです。

 

39項目の中に果物は

・リンゴ

・キウイ

・バナナ

が入っていました。

(え?バナナにアレルギーってあるの?)

と思いましたね。

 

入ってない項目は追加する

39項目に入っていない果物は追加で検査してもらう事になりました。

思い当たる果物を聞かれたので、

さくらんぼ・桃・ビワ・メロン

とその場で心当たりのある果物を伝えました。

 

さくらんぼは桃と同じ項目、ビワは洋ナシと同じ項目だそうで、

メロン・洋ナシ・桃

を追加項目として出してもらいました。

 

アレルギー検査(39項目)の結果

アレルギー関連検査39項目の結果

 ハウスダストは6段階中5!

結果を聞きに行くと、ハウスダストとダニのアレルギーが結構強いようでした。

 

自分でもハウスダストアレルギーの自覚はあったのですが、ここまで強いとは思ってなかったです。

 

お医者様からも、ハウスダストやダニは極力避けるように言われました。

 

結果を聞いてからは本当に気を付けるようにしていて、掃除をする時は

①鼻にティッシュを詰める→鼻の粘膜対策

②布マスクをする→喉の粘膜対策

③花粉症用の眼鏡をする→目の粘膜対策

この3つで完全防備してます。

 

鼻も口も塞ぐので少し息苦しさはありますが、全然許容範囲です。

 

ダニに関しては布団乾燥機に『ダニモード』みたいなのがあるのでそれを使うのと、こまめにシーツなどは洗濯するしかないかなと思います。

 

ちなみに布団乾燥機はホントにおススメ!

電気毛布にもダニモードはあるけど、洗えないし衛生的にあんまり良くないかなーと思います。

もともとベッドのマットレスが干せないから乾かすために買ったんですけど、冬場は布団に入った瞬間あったかくて幸せ!

本当に重宝してます😊

 

値段も安いし、軽くて出し入れも簡単なので布団乾燥機はアイリスオーヤマ一択だと思います。

 

 

 

追加項目の検査結果 

メロン・洋ナシ・桃のアレルギー検査の結果

桃が陽性、

リンゴと洋ナシが擬陽性、

と出ましたが、そこまで強くはないみたいでした。

 

『まあ、どちらかと言えば少しあるかなー』

くらいですね。

 

これが絶対ではないので、症状が出れば控えるようにとはお医者様からは言われました。

 

結論

痒みと発疹の原因

おそらく今回の痒みと発疹の原因は、ハウスダストかと思います。

 

『引越しの片付けによるハウスダストアレルギー』

 

これが私の結論です😅

 

今回血液検査で調べてみるまで、症状はあっても自分がどのくらいのアレルギーを持っているのか知りませんでした。

 

花粉症に関しても、そこまでひどい症状が出る訳ではないので気にしてませんでしたが、これからは気を付けようと思います。

 

自分が気を付けないといけない物が分かったので、このアレルギー検査は受けて良かったなと思いました。

 

実は症状は完全に治ってはいません。

薬を塗っても飲んでもやっぱり痒いです。

 

季節的な事もあり、風邪も入っているのでもう少しかかるかなと思います。

この辺は東洋医学的な事なんですけど😅

詳しくはまた別の機会に。

 

かかった費用

アレルギー検査は結構お値段が高めです。

今回39項目に加えて、特定の果物の検査を追加して、

血液検査を受けた時の窓口負担は¥6,500でした。

 

この時の料金に加えて、1週間後に結果を聞きに行った時の診察料がかかります。

私の場合はその時薬を処方されたので¥580でした。(診察だけならもうすこしお安いと思います。)

合計だいたい¥7,000くらいでしょうか。

 

それでも健康保険が使えるし、ありがたいお話。

知れてよかった!

不妊治療費の助成金が振り込まれるまで

そもそも不妊治療はすべて保険適応外なのか?

保険適応になる治療もある

どうやら2022年度には健康保険が適応になる不妊治療が広がるみたいですね。

しかし!

今現在はまだほとんど適応されていません。

 

『ほとんど』

というのは、例えば明確な婦人科疾患の病名が付いていると適応となる治療もあります。

 

例えば私を例にさせて頂くと…

 

『プロラクチン』というホルモンの値が高いという診断を受けました。

この値が高いと排卵しにくかったり卵子の質が悪くなると言われています。

 

色んな薬がありますが、私の場合は『テルロン』という薬を1年半くらい続けて飲んでいました。

高プロラクチン血症』という病名が付いていたので、これに対する治療として健康保険を使って薬を処方してもらった。

…という訳です。

 

※ちなみになぜかこの薬、今年の4月から保険適応じゃなくなったとクリニックで言われ、自費になりましたが…。

 

とはいっても高額な治療は保険適応外

 ぶっちゃけ、ホルモンの数値が高くて、薬を飲んで治療したからといって、その治療だけで妊娠できる人というのはかなり少数派だと思います😅

 

妊娠までのプロセスってホントに複雑で、いくつかの問題を抱えている場合も多いし、そもそも身体に問題が見つからない場合だって多い。

 

なかなか妊娠しなければ、事実上それは『不妊』となる訳で、多くの人は

人工授精→体外受精

とステップアップしていき、もうとにかくお金がかかります。

 

病院にもよりますが、人工授精は約3万円くらい。

体外受精は採卵~移植まででトータル50万以上、100万近くはかかります。

 

ちなみに私は今年、

準備・採卵・凍結・移植で

約90万円かかりました💸

 

少し話はそれますが、私はそこから妊娠して、流産して、胎盤ポリープになって2回入院しました。

 

妊娠判定後には自費で毎週薬をもらっていたので、そのお金が約8万円。(高い…)

流産手術代と染色体検査で約8万円

胎盤ポリープの通院・入院費が約12万円

 

医療費控除の計算をしてみてびっくりしました🤣

 

今年の医療費は約120万円!

歯医者とか内科とか含めるとですが、ほとんどが不妊治療関係です。

笑うしかない…😭

ちなみに貯金はほとんどを使い果たしました…💸

 

とにかく現在、不妊治療のほとんどは保険適応ではなく、目玉が飛び出るくらい高額です。

不妊治療費の助成金の申し込み

対象

貯金がどんどん減っていくのが怖くなり、私は早々に助成金を申請しました。

体験談を書いていきたいと思います。

 

私が住んでいるのは大阪市です。

大阪市不妊に悩む方への特定治療支援事業』

という助成金に申し込みました。

助成金は各自治体が行っているので、お住いの地域によって違いがあるかと思います。

大阪市の場合という事で、参考にして頂ければと思います。

大阪市不妊に悩む方への特定治療支援事業

色々書いてますがつまりは、

 対象の医療機関

 お医者さんに体外受精の必要性を認められて

 一般的な体外受精を受けて

 戸籍上夫婦で

 女性が43歳未満で

 夫婦の所得が730万円未満

だったら助成金が頂けます。 

頂ける金額と回数

金額は30万円(初回のみ)か、15万円か、7万5千円。

行った治療によって違います。

大阪市不妊治療助成金申請

治療の種類はA~Fがあって、

A・B・D・Eが15万円で、初回だけ30万円。

C・Fが7万5千円。

あくまでも全て『上限』と書いてありますが、余裕で越えると思いますけどね😅

 

助成金が頂ける回数は40歳未満が6回、40~43歳未満が3回。

初めて助成を受ける治療開始時の年齢なので、体外受精に踏み切るのを迷っているなら

39歳までに始めないと助成金をもらえる回数が減る!

43歳からだと助成金がもらえない!

という事も頭に入れておいた方がいいかなあと思います。

 

結局体外受精に踏み切って、それが40歳や43歳になってた…

とかだと後で後悔するかもしれませんからね。

治療の種類

大阪市不妊治療助成金申請

要するに、

採卵して→移植した場合(AとB)は15万円。

採卵して→移植はできなかった場合(DとE)も15万円。

 

凍結していた胚を移植した場合(C)は7万5千円。

採卵したけどうまくいかなかった場合(F)も7万5千円。

 

って感じでしょうか。

男性不妊の治療にも適応されるようです。

 

今回私は

採卵して→移植して→凍結した胚による胚移植

をしたので、B+C=22万5千円なのかしら?

なんて思ってましたが、普通に15万円でした😅

 

総額90万円かかってますから、15万円なんてはっきり言って少しの足しにしかなりません。

それでも助成金がある事は本当にありがたい!

 

必要書類(大阪市の場合)

大阪市不妊治療助成金の必要書類

必要書類は結構多いです。

➀申請書⑦通帳・キャッシュカード

は自分で用意して、

 

医療機関の証明書

は治療を受けた病院に書いてもらいます。

医療機関によって金額は違いますが診断書料は取られると思います。

あと、⑥領収書もきっちり保管が必要です。

 

③住民票④戸籍謄本(初回のみ)

は役所で申請します。

⑤所得証明は市民税・府民税を払った時に付いてる明細?みたいなのでOKでした。

主人のはそれで良かったのですが、私は市民税・府民税を払っていないので、払っていないという証明書を役所で申請しました。

これは人によって違うと思うので、助成金の申請窓口で聞けば何を出せばいいのか教えてくれます。

 

今回私は実は3回目の申請だったので戸籍謄本は要りませんでした。

住民票の役所とは違うので戸籍謄本がいる場合は大変なんですよね😅

いざ、窓口へ!

以上の書類を揃えて、いざ窓口です。

私が住んでいるのは大阪市なので、窓口は区役所の保健の窓口でした。

 

この窓口…

母子手帳とかの窓口と一緒なんですよね…。

 

これが思いのほか辛かったです😥

 

私は妊娠判定が出たけどその後流産したので、診断書には『妊娠判定陽性』と書いてあるんですよね。

それを見て窓口の人に

母子手帳は受け取られましたか?』

と聞かれました。

 

「いえ…流産したので…。」

と何とか答えましたが、一気に涙がこみ上げてきてしまいました。

 

『あ💦そうなんですね💦』

窓口の方も焦った感じで、なんか申し訳なかったです。

 

書類確認で待っている間も、横の方は母子手帳を取りに来ている方で、聞こえてくる話が羨ましすぎて…。

 

比べてしまう事で自分を傷つけている。

子供が生まれるのも大変な事。

と頭では分かっていても心の中は真っ黒闇。

 

早くお金が欲しかったので(笑)流産手術後10日程で申請に来たのが早すぎたのかもしれませんね。

無にはなりきれませんでした。

 

窓口の方は気を使って下さったのか、

『今年度中にまた治療されるんでしたら、この申請書お使い下さい』

と申請書を3枚もくれました😂

所得証明書も返却してくれて、今年度中だったら出すだけで良いみたいです。

そんな気遣いがうれしかったです😌

 

助成金が振り込みまでの期間

助成金を申請したのは6/26の事でした。

申請した時に

『2~3か月はかかります』

と説明を受けていたので気長に待とうと思ってはいたのですが、実際に振り込まれた日付は

10/12でした。

 

3か月半…

思ったより長かったですね😅

 

申請してから『受理されました』とかの書類も届かず、ちゃんと振り込まれるのかなあと思った頃、書類が届きました。

大阪市不妊治療助成金決定書

この書類が届いてから、『約30日』でようやく振り込まれるという書類でした。

 

思ったより時間がかかったので、役所では辛かったけどやっぱり早めに申請しておいて良かったなと思いました。

(その後予定外の出費も多かったので💦)

 

助成金増額のおはなし

不妊治療の保険適応の範囲が広がるのは再来年と言われていますが、助成金の金額が増額されるのは来年からではないかと聞きました。

 

どうやら2回目以降でも30万円。

しかも回数は産むごとにリセットされるとか!

ありがたや😭

 

助成金をうまく使って、妊娠できる事を目指し不妊治療続けさせて頂きたいと思っております😌

胎盤ポリープ自然治癒までのまとめ

稽留流産後に胎盤ポリープと診断され、先日自然排出されました。

今回はこれまでの事をまとめてみようと思います。

 

胎盤ポリープ自然治癒までのまとめ

流産から胎盤ポリープ自然排出までの経過

6/11 8wで稽留流産の診断

6/16 流産手術

7/15 大学病院に転院

   ※漢方薬処方→8/30まで服用

8/30 胎盤ポリープからの大量出血で救急搬送→入院となる(9/1退院)

9/  5 胎盤ポリープから2度目の大量出血→入院となる(9/8退院)

10/11 自然排出

 簡単にまとめるとこんな感じです。

 

最初の異変

流産の手術後の経過観察の診察の時に、

『赤ちゃんの組織が残っていて、出てこないと胎盤ポリープという状態になる可能性がある』

とクリニックのお医者様に言われました。

 

その時は入院するほど大変な事になるなんて思ってもいませんでした。

なんせごくごく少量の出血が続いている以外は症状なんてありません。

 

本来ならばその時の診察で終わるはずが、次の週もその次の週も受診する事になりました。

 

そして時が経つにつれて、残された組織がどんどん増殖していく事になりました。

 

1週間、2週間と経ちましたが、残された組織は排出される事なく『胎盤ポリープ』という状態が確定していく事になります。

 

血液検査を受けると、赤ちゃんはもういないはずなのに妊娠状態を示すHCGの値が高い事が分かりました。

胎盤ポリープの所見のひとつです。

 

流産後初めて血液検査を受けたのは手術から3週間後。

2998.0mIU/mLありました。

 

私の場合はこの先これ以上上がる事はなかったのですが、上がっていくと違う病気の可能性があったり、手術をする1択になると後々主治医の先生はおっしゃっていました。

 

5㎝大の胎盤ポリープ

 

 胎盤ポリープが形成されてしまっては、クリニックではリスクが大きすぎて対応できないと言われました。

 

緊急時に対応できる大きい病院に転院してもらうと言われましたが、私は内心

(いやいや、大げさでしょ。いざとなった時に行けばいいんじゃないの?)

くらいに思っていました。後から思えばとんでもないですね。

いきなり大出血する可能性がある状態で、救急のないクリニックで見続けてもらうなんてリスクが高すぎます。

クリニックの先生の判断が間違いないです。

 

その後大学病院に転院する事になり、主治医の先生の話では完成形(?)の私の胎盤ポリープは直径5㎝くらいあり、これはかなり大きい部類。

なかなか稀な大きさらしいです。

しかも中にはドクンドクン血が流れている状態。

 

大学病院の先生がなかなか見ないくらいの巨大胎盤ポリープだったそうです。 

 

流産手術から2か月半後に大量出血

私の場合、流産後の手術を受けて2か月半はすごく少量の出血は続いていましたが、何事もなく過ごしていました。

 

腹痛も何もなく、身体はいたって元気。

 

『生理の比じゃないくらいの出血が突然起こる可能性がある』

『大量出血して輸血が必要な状態になるかも』

『血が止まらなければ最悪の場合は子宮を全摘する事になるかも』

 

色んな言葉で主治医の先生はこれから起こるかもしれない事を伝えてくれましたが、頭では分かっていても自分の身に起こるなんて事は思えない。

 

体調的には何もない訳で、理解はできても実感が湧かないというか、イメージが出来ませんでした。

 

流産手術から2か月半の間、HCGは少しずつ下がっていましたがポリープの大きさは全く変わらず、血流も少なくなる事はなく過ぎていきました。

 

ですがある日突然の大出血を起こします。

1週間の間に2回の大量出血を起こし、2回とも入院しました。

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出血は良い傾向なのか?

大量出血を起こしましたが、本当にさいわいな事に血が止まってくれて手術はせずに済みました。

結果だけ見れば輸血の必要もなく、入院する必要もなかったかなと思うのですが、その時には止まるか止まらないかは分かりません。

 

救急を担当してくれた先生も

胎盤ポリープの患者さんが大量出血を起こすと、一度は止まったとしてもまたすぐ出血するかも分からない状態。そんな状態で家に帰ってもらう訳にはいかない。』

と仰っていました。

 

結果は後からでしか分からないので、入院する事になっても病院に行く必要はあります。

 

出血が止まってくれたからこそ言える事なんですが、2回の大量出血を起こしてから、一気に状況が好転しました。

 

まず、HCGが短期間の間に一気に下がり、胎盤ポリープ自体のの大きさも徐々に小さくなっていきました。

 

自然排出

 そして最初の大量出血を起こしてから約1か月半後、胎盤ポリープ本体が自然排出されました。

 

自然排出の時も出血量は結構多かったです。

 

『ポリープもかなり小さくなっているから、塊が出てきても止まらない程の出血にはならないと思う』

と先生に言われていたので様子をみましたが、本当に出血が止まるかどうか少し心配になるくらいでした。

 

排出された時のドバーっとした出血が治まった後、多めの生理くらいの出血が2日間続きました。

その後少量の出血が続き、それも1週間ほどで止まりました。

 

その後診察も受け、主治医の先生からも

『子宮の中、キレイになりましたよ。』

とお墨付きをもらい、無事に完治となりました。

流産手術から約4か月後の事でした。

 

 

治療方針について

大学病院に初めて受診した時、治療方針について選択を迫られました。

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選択肢1:手術を受ける

子宮鏡下手術

胎盤ポリープの手術には、直接ポリープを取りにいく手術もあるみたいですが、私の場合はそれはできないと言われました。

 

なぜなら胎盤ポリープが大きすぎて、さらに血流がものすごく豊富だったからです。

 

その状態でポリープを剥がそうとすると、輸血しても間に合わないくらいの出血になる可能性が高いそうです。

 

大きさがもっと小さくて、血流も少ない場合は直接取ってしまうという選択肢もあったのかもしれません。

子宮動脈塞栓術(UAE)

子宮に繋がる血管を遮断して子宮の血流を塞ぎ、胎盤ポリープを栄養出来なくしていまう方法です。

 

私に選択肢として挙げられたのはこの方法でした。

 

メリット

 胎盤ポリープを早く治す事ができる。

デメリット

 今後の妊娠に影響が出るかもしれない。

 

子宮の血流を悪くする訳ですから、子宮のダメージは少なからずあるとの事でした。

この手術を受けた後でも妊娠できた人は数多くいますが、自分がそちら側になれるかどうかは分かりません。

ですが手術によって治り自体を早める事はできます。

 

選択肢2:自然排出を待つ

メリット

 子宮へのダメージがなく、今後の妊娠には影響しない。

デメリット

 いつ大出血が起こるか分からないし、いつ治るかも分からない。

 手術する場合よりも完治までにはかなり時間がかかる

 大出血を起こして血が止まらない場合は結局手術になる可能性もある。

 

主治医の先生からは、今後も妊娠を希望するなら、いつかは自然に出てくんだから待つのが一番良いとはっきり言われました。

ただ、いつ大出血を起こすか分からない状態で待つしかないので、精神的にはしんどいよとも言われました。

 

絶対に大出血は起こすのかというと、それは分かりません。

ただ、ここまで大きくなった胎盤ポリープが自然に失くなってしまうという可能性はほとんどない。

排出される時は胎盤ポリープが剥がれるから、その時に必ず出血はする。

出血が大量になるかはその時にならないと分からない。

 

デメリットの数自体は自然排出を待つ方が多いんじゃないかなあ、と個人的には思いました。

けど、今後妊娠したいし子宮にダメージは残したくないし、後悔したくない。

 

これまで8年間妊娠しなかった上に、手術をする事でさらに妊娠しにくくなってしまうのはイヤでした。

 

主治医の先生の意見、夫の意見も聞いて、結果的に私は選択肢2を選びました。

 

私に示された選択肢は2つでしたが、病状や病院によっては他の選択肢もあるかと思います。

 

胎盤ポリープを体験した方のブログで、『抗がん剤治療を受けた』と書いている方がチラホラおられたのですが、私の場合は何も説明されませんでしたしね。

 

それぞれにメリットとデメリットがあるし、病院によって元々の方針の違いがあるのかもしれませんね。

 

大量出血の予兆

私の経験した大量出血は2回、プラス最後に胎盤ポリープが排出された時の1回。

 

後から思えば全て予兆がありました。

 

大量に出血する数時間~半日ほど前から、鮮血があった事です。

 

出血はおりものシートに付着するくらいの量も含めると、流産後からほとんど毎日と言って良い程ありました。

 

1回目の大量出血の時は、1週間程前から少し茶色い出血が増えてきて、当日には鮮血が出てきていました。

 

2回目は1回目の6日後だったのですが、減少傾向で茶色だった出血が当日朝から鮮血が出ていました。

 

胎盤ポリープが排出された日も、茶色だった出血が前日の夜から鮮血になっていました。

 

鮮血が予兆だったんだろうなと思います。

 

もちろん人によって違うでしょうし、予兆がない事もあるんでしょうけど、茶色だった出血が鮮血になった時は注意しておく方がいいかもしれません。

 

漢方薬について

胎盤ポリープで自然排出を待つ場合、本当に待つしかありません。

 

特効薬がある訳でもないし、病院に行くのは経過を見せに行くだけ。

入院しても結局何もする事もしてもらう事もありませんでした。

 

そんな中、身体の為に出来る事をしてあげたくて漢方薬を処方してもらいました。

自分から先生に提案して、それを出してもらったって感じです。

 

出してもらった薬は2種類。

 桂枝茯苓丸

 きゅう帰調血飲

 

詳しい体験談がお知りになりたい方はこちらの記事をご覧下さい。

 

shinkyushi-hunin.hateblo.jp

shinkyushi-hunin.hateblo.jp

 『これが効いた!』

と断言できる訳ではないですが、結果的に時間がかかっても自然排出されて、命にかかわるような事態にもなっていないので役に立ってくれたのだと思います。

 

何より身体の為に出来る事があるという事が心の支えにもなってくれました。

 

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 メンタルのお話

私にとって今回が初めての妊娠でした。

 

妊娠が判ってからずっと信じられない気持ちで、ようやく素直に喜べるようになってきたところでの流産でした。

 

稽留流産から次は胎盤ポリープなんて珍しい事になって、いつ大出血するか分からない中で生活を送るしかなくて、はっきり言って辛い日々でした。

 

 (流産手術じゃなくて自然に赤ちゃんが出てくるのを待った方が良かったのかな)

 (手術を担当した先生が違ったらこんな事にならなかったのかな)

 

とか色んなモヤモヤが何度も襲ってきました。

 

それでも手術はしたくなかったし、次の妊娠をあきらめたくはなかった。

乗り越える事ができた今、自分の選択を誉めてあげたいと思います。

 

そして、支えてくれた夫や両親に感謝したいです。

 

冗談な話ですが、私は今でも夫のあきらめの悪さが今回の事態を起こしたと思っています(笑)

きっとお腹の赤ちゃんをあきらめたくなくて、夫の執念が私の中に残ったのだと思います。

 

そして頑張ってくれた赤ちゃん。

亡くなった後も掻き出されたくなくて私の中に残していったのかな。

あきらめの悪さが夫に似たのかな。

 

私の身体はこの初めて授かった子がいなくなってからもHCGが高い妊婦状態でした。

長めに妊婦体験できましたね。

少しの間でしたが、私をお母さんにしてくれてありがとう。

 

とっても貴重な体験をしました。

この子の事を忘れる事はありません。

 

私の中に残してくれたものを糧に、また次の妊娠に向けて歩き出そうと思います。

胎盤ポリープ本体が(たぶん)出てきました!

これまでの経過

6/11 8wで稽留流産の診断

6/16 流産手術

6/29 胎盤ポリープ疑い

7/14 通院していたクリニックから大病院へ転院するよう言われる

7/15 大学病院受診 子宮造影MRI検査を受ける

   ※漢方薬処方

7/21 MRI検査の結果、胎盤ポリープと確定診断

8/30 胎盤ポリープからの大量出血で救急搬送→入院となる(9/1退院)

   ※漢方薬中止

9/  5 胎盤ポリープから2度目の大量出血→入院となる(9/8退院)

9/18 胎盤ポリープの大きさが5㎝→4㎝と小さくなっている

9/25 胎盤ポリープの大きさが4㎝→3㎝と小さくなっている

10/2 胎盤ポリープの大きさが3㎝→2.5㎝と小さくなっている

 前回から1週間後の受診結果

前回から1週間後の受診。

腹痛の頻度は減り、黒っぽい出血は時折あるという状態が続いていました。

 

診察の結果、

大きさは2×1.6㎝

となり、前回の2.6×1.9㎝からまた一回り小さくなっていました。

 

先生曰く、

『何もしなくてもこのまま出てくるでしょう』

との事。

 

次回は2週間後の予約になりました。

 

(このまま小さい塊がちょっとずつちょっとずつ出てくるのを待つのかなあ)

と思っていましたが、ちょっとびっくりする事が起きました。

 

胎盤ポリープが出てきた(たぶん)

前日の予兆

10/9(金)に診察を受けた翌日の夜から、腹痛がありました。

 

ここ1~2週間くらいの腹痛は、痛み止めの薬を飲むほどではなく、軽い鈍痛がある程度でした。

 

けどこの日の腹痛は重めの生理痛くらい。

薬を飲むと少しマシにはなりましたが、夜から鮮血が少し出ていました。

 

どでかい塊が出てきた日

その翌日の10/11(日)朝には腹痛は治まっていたのですが、鮮血は少量続いていました。

 

ずっと黒っぽい出血だったのが赤い出血になっていたので、少し最近の様子と違うなと感じていました。

 

するとその日の昼過ぎからまた再び重めの生理痛くらいの腹痛が襲ってきました。

薬を飲みましたが、結構痛かったです。

 

ふと、ドバっドバっと2回続けて出血した感覚がありました。

大量出血の時のように『出続ける』ような出血ではなかったです。

 

自宅にいたのですぐにトイレに行きました。

 

便器に座るとまたドバっとドバっと出血しました。

なんとなく塊が出た感じがしたので見てみると、案の定どでかい塊が…。

 

(出たーーーっ!)

と思いました。

 

胎盤ポリープ本体だと思います。

さくらんぼくらいの大きさでしょうか。

おにぎりみたいな三角形です。

 

先生から、出る時は血の塊も一緒に引っ付いてくるから、本体より一回り大きいのが出てくると思うと言われていました。

思っていたより大きかったのでびっくりしました。

 

剥がれた部分からの出血

前日からの出血はおそらく残っている胎盤ポリープの端っこが少しずつ剥がれてきた事が原因だと思います。

 

剥がれてきた所から鮮血が出て、少しずつ剥がれて剥がれて…

ついに本体がベリッと剥がれて出てきて、剥がれた部分からの出血が続いているという状態だと思います。

 

昼すぎに本体らしき物体が出てきて、夕方までは腹痛が続いていましたが夜には治まりました。

出血も同じく本体が出てきて何回かドバっと多めに出血がありましたが、夜には一旦落ち着きました。

 

そして翌日、日中に何度か多めの出血とたまに小さな塊がありながら、鮮血の出血はその日で終わりました。

 

そのまた翌日からは少量の茶色の出血が少しずつ…といった感じで落ち着いています。

 

梅雨からきんもくせいが香る季節へ

きんもくせいが香る季節になりました

流産手術から4か月

流産の手術を受けたのが6/16、その後胎盤ポリープになってしまい、出てきたのが10/11。

稽留流産と言われたのは6/11。

ちょうど4か月前の事です。

 

4か月前、稽留流産とお医者様から言われたのは梅雨に入った頃でした。

流産だけで充分悲しい出来事だったのに、加えて胎盤ポリープと言われてしまい、

『泣きっ面に蜂』

という言葉がぴったりな気分でした。

 

『待つしかない』

という状況の中、いろんな人に支えてもらって待った結果、きんもくせいが香る季節になりました。

 

まだ完治宣言された訳ではありませんが、おそらく最後の山は越えたと思います。

 

5㎝の特大胎盤ポリープが、命にかかわるような大出血になる事もなく、手術をする事もなく、子宮を摘出する事にもならずに済んだ事が本当にありがたいです。

 

伝えたい事

胎盤ポリープはすごくめずらしい事らしいので、ネットで調べても経験談のブログなどがあまり出てきません。

(お医者様の文献は結構出てくるのですが。)

 

お医者さんにはこれから起こり得る事を説明されますが、自分の身にどんな事が起こる可能性があるのか、体験された方の情報は少ないです。

 

今回の自分の経験が少しでも他の方に『知られて良かった』と思って頂けたり少しでも役に立ったと思って頂けると嬉しいです。

 

色んな選択に迫られる事があるかと思います。

 

自分の今の環境、気持ち、家族の意見、身体の状態で選択は変わってくるかと思います。

正解も不正解も明確にある訳ではないし、だからこそ悩みますよね。

 

今回の事はなりたくてなった訳ではありませんが、打たれた鉄のように少し気持ちが強くなったような気がします。

 

皆さんの心が少しでも軽くなりますように。

胎盤ポリープ―完治まであと一息―

これまでの経過

6/11 8wで稽留流産の診断

6/16 流産手術

6/29 胎盤ポリープ疑い

7/14 通院していたクリニックから大病院へ転院するよう言われる

7/15 大学病院受診 子宮造影MRI検査を受ける

   ※漢方薬処方

7/21 MRI検査の結果、胎盤ポリープと確定診断

8/30 胎盤ポリープからの大量出血で救急搬送→入院となる(9/1退院)

   ※漢方薬中止

9/  5 胎盤ポリープから2度目の大量出血→入院となる(9/8退院)

9/18 胎盤ポリープの大きさが5㎝→4㎝と小さくなっている

9/25 胎盤ポリープの大きさが4㎝→3㎝と小さくなっている

 診察結果

10月に入り、日中は汗ばむ時もありますが朝晩は半袖だと寒く感じる事も多くなってきました。

 

10/2は受診の日でした。

 

元々が直径約5㎝大だった胎盤ポリープは、1週間前の前回9/25の受診では、

3.6×2.3㎝

と小さくなり、血流も認められないという状態になっていました。

 

今回はこの1週間の間にもレーズンのような塊がポロポロと出ていたので、小さくなっているだろうなと思っていました。

 

血液検査も受けて、診察の結果は

・HCGの値は0!

・大きさは2.6×1.9

 

(もしかしたらなくなっているんじゃないか?)

とも思っていたのですが、まだ存在していました😅

 

けど、確実に小さくなっています。

 

ここ数日はレーズンのような塊も出ていなかったのですが、まだポロポロと出てきそうですね。

 

この3か月で1番うれしかった日

快晴の日

主治医の先生が、

『もう大出血になる心配はないと思います。』

と言ってくれました。

 

私は

「もう一人で出歩いても良いですか?」

と聞きました。

 

大出血を起こしてからの1か月。

いつまた起こるとも限らないので、1人で外出した事はありません。

 

自分では出不精な方だと思っていたのですが、自由に出歩けないのはきつかったです。

 

そして何より、常に大出血が起こった時の事を考えながら行動しないといけない事は結構なストレスでした。

 

先生は少し笑いながら

『良いですよ。』

と言ってくれました。

 

本当にうれしかったです。

 

この3か月間、常に感情を抑えて抑えて…

とことんまで沈んでしまわないようになるべく考えすぎないように気を付けてきました。

 

『一人で自由に出歩ける』

この3か月で一番うれしかった日です。

 

完治した訳ではないですし、腹痛もほとんど毎日ある状態ですので、治りきるまではもう少しかかりそうですけどね。

 

今後の見通し

次回の診察はまた1週間後になりました。

 

今までは母か夫に車で送ってもらってましたが、次回からは一人で行けます😊

 

生理が次いつ来るのか、気になっていたので先生に聞いてみました。

 

先生によると、最近まで妊娠反応が出ていた状態なので、そんなに早くは来ないとの事。

 

1か月~2か月以内では来るのではないかと言われました。

 

まだ胎盤ポリープ本体もいるしね…。

 

生理が来て、一緒に流してくれるのかと思ったらそんな事もないみたいです。

 

ちなみに、先生に

「レーズンみたいな塊がポロポロ出てきます。」

と伝えると、

『そのレーズン今度持って来て下さい。』

と言われました。

 

実は結構大きいのが出た時にラップに挟んで保管していたのですが、主人に見せてから捨ててしまいました。

病院に持って行って、

『いやー、それはいらないです!』

とか言われたら何か嫌だったので💦

 

次回までに出たらレーズンを拾って冷蔵庫に保管しておく事にします。

胎盤ポリープ体験記ー終盤戦ー

これまでの経過

6/11 8wで稽留流産の診断

6/16 流産手術

6/29 胎盤ポリープ疑い

7/14 通院していたクリニックから大病院へ転院するよう言われる

7/15 大学病院受診 子宮造影MRI検査を受ける

   ※漢方薬処方

7/21 MRI検査の結果、胎盤ポリープと確定診断

8/30 胎盤ポリープからの大量出血で救急搬送→入院となる(9/1退院)

   ※漢方薬中止

9/  5 胎盤ポリープから2度目の大量出血→入院となる(9/8退院)

9/18 胎盤ポリープの大きさが5㎝→4㎝と小さくなっている

 朽ちていく胎盤ポリープ

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9/25は1週間ぶりの受診の日でした。

 

前回HCGの値が4.3まで下がっていた為、この日は大学病院に転院してから初めて血液検査がありませんでした。

 

診察の結果は

胎盤ポリープの血流が全くなくなった!

・大きさはひとまわり小さくなり、3.6×2.3㎝

 

血流は前回も

『ほとんどなくなっている』

と言われていたのですが、今回は

『全くなくなっている』

 

胎盤ポリープ自体はまだあるのですが、大きさは5㎝あったのが3㎝ほどに小さくなりました。

 

先生のお話によると、

『血流が全くなくなったので、あとは腐っていくだけ。子宮の中で自然に消えてしまう場合もあるけど、ほとんどの場合は排出される』

との事。

 

やはり排出される時に剥がれた部分から出血はする可能性は高いらしい。

けど、血流が全くなくなったので血管には繋がっていない。

…という事は輸血が必要になる程の大出血になる可能性は低い!

 

『出血が多くなる可能性もまだ0じゃないよ!』

とは念押しされましたが、どうやら胎盤ポリープさんとの戦いも終盤になっているようです。

 

次回もまた1週間後に受診予定となりました。

 

戦いの終盤戦に起きている事

胎盤ポリープの終盤戦となり、自分の身体に起きている事をまとめると

・出血は茶色~黒っぽい色が続く(出血しない日はない)

・重めの生理痛みたいな腹痛が1日1回ある(ロキソニンを飲んで1~2時間で治まる事が多い)

・レーズンみたいな塊がポロっと1日に数個出てくる(全て1㎝以内)

 

腹痛はなぜか毎日あります。

ずーっと痛む訳じゃなくて、夜や昼過ぎなど時間を選ばず1~2時間程痛い痛いタイムが予期せず始まります。

 

「痛い!!」

って感じではなく、

「う~、痛い…」

って感じです。

 

ロキソニンを飲んでいるからなのか、一日中痛いという事はありません。

胎盤ポリープを排出しようと、子宮が1日1回激しめに収縮しているのでしょうかね。

 

出血の色は明らかに変わりました。

鮮血が出る事はなくなってきていて、黒に近い色です。

 

塊も、生理の時に出るような血の塊というよりも、色もサイズもレーズンにそっくりです。

 

出てくる時の間隔もなく、気づけばポロっと出ている感じです。

シャワーの時なんか2~3粒くらい出る事もあります。

 

戦いが終わったら

3か月前胎盤ポリープだと言われ時は、本当に先が見えませんでした。

 

けど、主治医の先生にももう終盤戦に入っていると言われ、ようやく終わりが見えてきました。

 

『完治です』

と言われたら、また胚移植に向けて準備していこうと思っています。

 

あれだけ卒業したかったIVFクリニックに早く戻りたいです😅

そして眠っている我が子達を迎えに行こうと思います。

 

外出の時に出血したら大変なので、我慢していた事がたくさんあります。

特に出血してからの1か月は一人で全く外出していません。

 

旅行に行きたい。

映画を見たい。

外食したい。

買い物したい。

髪の毛切りに行きたい。

歯医者に行きたい。

 

当たり前にできていた事をまた当たり前にしたい。

 

そして、自分の身体の治ろうとする力に感謝したい。

胎盤ポリープで処方された漢方薬についての感想

これまでの経過

6/11 8wで稽留流産の診断

6/16 流産手術

6/29 胎盤ポリープ疑い

7/14 通院していたクリニックから大病院へ転院するよう言われる

7/15 大学病院受診 子宮造影MRI検査を受ける

   ※漢方薬処方

7/21 MRI検査の結果、胎盤ポリープと確定診断

8/30 胎盤ポリープからの大量出血で救急搬送→入院となる(9/1退院)

   ※漢方薬中止

9/  5 胎盤ポリープから2度目の大量出血→入院となる(9/8退院)

 処方されていた漢方薬

胎盤ポリープと診断され、手術もしないという事は、西洋医学的には何もできる事がないという状況でした。

 

それでも、何かできる事はないかと調べ漢方薬を処方してもらう事になりました。

 

この辺の事としばらく飲んで3週間時点の事は別記事でも書いていますので、ご興味あればご覧下さい。

 

shinkyushi-hunin.hateblo.jp

 

shinkyushi-hunin.hateblo.jp

 

最初から主治医の先生からは、

『効果ないと思うけどねえ。』

と言われていましたが、先生なりに考えて2種類の漢方薬を処方してくれました。

 

1種類目は自分で調べて「これはどうですか?」と聞いた

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

という漢方薬です。

 

ネットで

胎盤ポリープ 漢方薬

と調べてもこの漢方を飲んでいたというブログが何個か出てきました。

 

他の婦人科系の疾患にも使われる事が多いようです。

 

2種類目は 

きゅう帰調血飲(きゅうきちょうけついん)

という漢方薬

 

この漢方薬は桂枝茯苓丸と比べるとメジャーではないと思います。

 

漢方薬局で調剤してもらっていたのですが、パッケージになったものではなく、薬局で小袋に分けてくれていました。

 

2種類とも『於血(おけつ)』と呼ばれる血の滞りを下す駆瘀血剤として処方されるようです。

 

入院の時に中止になる

6/16に流産後の手術を受け、大学病院でMRIを撮り胎盤ポリープと診断されたのが7/15。

この日から漢方薬を処方され、1日3回せっせと毎日欠かす事なく飲み続けました。

 

そして8/30に大量出血を起こし入院。

入院した翌日が受診予定日だったので、薬はちょうど入院した日まででなくなってしまいました。

 

退院前の診察の時に聞くのを忘れていたので、その後退院の説明をしてくれた先生に

「いつも飲んでる漢方薬は出してもらえるんですか?」

と聞いてみると、

漢方薬!?そんなの飲んでるんですか!?』

と言われました。

 

なんかすごいバカにしたような言い方で、正直気分良くなかったです😑

 

『確認しますね』

と言われ、その後主治医の先生に聞いてくれたのか聞いてないのかも分かりませんが、

『今回飲み切った分で終了です』

と言われました。

 

先生の判断で、もう『於血(おけつ)』が下ったという事なのか、入院の時には基本院内処方なので院内に置いていない漢方薬だったのか…。

なんとなく後者の病院の都合だったんじゃないかなあと個人的には思ってます。

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結局のところの漢方薬の効果

大学病院にかかってから入院まで、ちょうど1か月半は漢方薬を飲んでいました。

 

効果があったのかと言われると

…正直分からないです。

 

胎盤ポリープの治るまでの期間を、漢方薬を飲んでいた時と飲んでいなかった時を比べる事はできません。

 

けど、身体的には合っていたと私は思います。

少量ずつ、ずるずると長く続いていた不正出血は改善しましたしね。

 

主治医の先生からは、血流の範囲も広いし血流もすごく豊富だと言われていました。

他の方と比べる事はできませんが、私は比較的大きい胎盤ポリープなんだと思います。

 

ですが大量出血が起きた時も処置をしなくても血は止まりましたし、輸血もしなかったし、手術にならずに済みました。

 

漢方薬が力になってくれていたと思います。

 

そして何より気持ち的な問題を和らげてくれたような気がしています。

何も手立てがなく、待つしかない状況でも身体の為に何かできていると思う事ができます。

 

毎日3回漢方薬を飲む事で、

(お薬飲んでるから大丈夫)

と自分に言ってました。

 

結論

1か月半飲み続けて良かったと思います。

 

副作用が出る訳でもなかったですし、体調はまずまず良好でした。

(漢方薬でも体質に合わないと西洋医学で言うところの副作用のような症状が出る事があります)

今度同じ状態になってもお医者さんに漢方を出してもらいたいとお願いすると思います。

 

まだ治りきった訳ではないのですが💦私の身体の支えになってくれた事に感謝です!