38歳不妊歴8年の鍼灸師によるブログ

38歳不妊歴8年。5年前に採卵2回移植1回、いずれも妊娠に至らず。2回目の採卵で18個の受精卵が菌により全滅し体外受精お休み。2020年体外受精再開し妊娠するも8週で稽留流産。その後胎盤ポリープと診断され、約4か月後に自然排出される。2021年1月から体外受精再開。2月に胚盤胞移植→陰性。3月の胚盤胞移植で陽性判定。2021年12月2日緊急帝王切開で出産。

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不妊治療費の助成金が振り込まれるまで

そもそも不妊治療はすべて保険適応外なのか?

保険適応になる治療もある

どうやら2022年度には健康保険が適応になる不妊治療が広がるみたいですね。

しかし!

今現在はまだほとんど適応されていません。

 

『ほとんど』

というのは、例えば明確な婦人科疾患の病名が付いていると適応となる治療もあります。

 

例えば私を例にさせて頂くと…

 

『プロラクチン』というホルモンの値が高いという診断を受けました。

この値が高いと排卵しにくかったり卵子の質が悪くなると言われています。

 

色んな薬がありますが、私の場合は『テルロン』という薬を1年半くらい続けて飲んでいました。

高プロラクチン血症』という病名が付いていたので、これに対する治療として健康保険を使って薬を処方してもらった。

…という訳です。

 

※ちなみになぜかこの薬、今年の4月から保険適応じゃなくなったとクリニックで言われ、自費になりましたが…。

 

とはいっても高額な治療は保険適応外

 ぶっちゃけ、ホルモンの数値が高くて、薬を飲んで治療したからといって、その治療だけで妊娠できる人というのはかなり少数派だと思います😅

 

妊娠までのプロセスってホントに複雑で、いくつかの問題を抱えている場合も多いし、そもそも身体に問題が見つからない場合だって多い。

 

なかなか妊娠しなければ、事実上それは『不妊』となる訳で、多くの人は

人工授精→体外受精

とステップアップしていき、もうとにかくお金がかかります。

 

病院にもよりますが、人工授精は約3万円くらい。

体外受精は採卵~移植まででトータル50万以上、100万近くはかかります。

 

ちなみに私は今年、

準備・採卵・凍結・移植で

約90万円かかりました💸

 

少し話はそれますが、私はそこから妊娠して、流産して、胎盤ポリープになって2回入院しました。

 

妊娠判定後には自費で毎週薬をもらっていたので、そのお金が約8万円。(高い…)

流産手術代と染色体検査で約8万円

胎盤ポリープの通院・入院費が約12万円

 

医療費控除の計算をしてみてびっくりしました🤣

 

今年の医療費は約120万円!

歯医者とか内科とか含めるとですが、ほとんどが不妊治療関係です。

笑うしかない…😭

ちなみに貯金はほとんどを使い果たしました…💸

 

とにかく現在、不妊治療のほとんどは保険適応ではなく、目玉が飛び出るくらい高額です。

不妊治療費の助成金の申し込み

対象

貯金がどんどん減っていくのが怖くなり、私は早々に助成金を申請しました。

体験談を書いていきたいと思います。

 

私が住んでいるのは大阪市です。

大阪市不妊に悩む方への特定治療支援事業』

という助成金に申し込みました。

助成金は各自治体が行っているので、お住いの地域によって違いがあるかと思います。

大阪市の場合という事で、参考にして頂ければと思います。

大阪市不妊に悩む方への特定治療支援事業

色々書いてますがつまりは、

 対象の医療機関

 お医者さんに体外受精の必要性を認められて

 一般的な体外受精を受けて

 戸籍上夫婦で

 女性が43歳未満で

 夫婦の所得が730万円未満

だったら助成金が頂けます。 

頂ける金額と回数

金額は30万円(初回のみ)か、15万円か、7万5千円。

行った治療によって違います。

大阪市不妊治療助成金申請

治療の種類はA~Fがあって、

A・B・D・Eが15万円で、初回だけ30万円。

C・Fが7万5千円。

あくまでも全て『上限』と書いてありますが、余裕で越えると思いますけどね😅

 

助成金が頂ける回数は40歳未満が6回、40~43歳未満が3回。

初めて助成を受ける治療開始時の年齢なので、体外受精に踏み切るのを迷っているなら

39歳までに始めないと助成金をもらえる回数が減る!

43歳からだと助成金がもらえない!

という事も頭に入れておいた方がいいかなあと思います。

 

結局体外受精に踏み切って、それが40歳や43歳になってた…

とかだと後で後悔するかもしれませんからね。

治療の種類

大阪市不妊治療助成金申請

要するに、

採卵して→移植した場合(AとB)は15万円。

採卵して→移植はできなかった場合(DとE)も15万円。

 

凍結していた胚を移植した場合(C)は7万5千円。

採卵したけどうまくいかなかった場合(F)も7万5千円。

 

って感じでしょうか。

男性不妊の治療にも適応されるようです。

 

今回私は

採卵して→移植して→凍結した胚による胚移植

をしたので、B+C=22万5千円なのかしら?

なんて思ってましたが、普通に15万円でした😅

 

総額90万円かかってますから、15万円なんてはっきり言って少しの足しにしかなりません。

それでも助成金がある事は本当にありがたい!

 

必要書類(大阪市の場合)

大阪市不妊治療助成金の必要書類

必要書類は結構多いです。

➀申請書⑦通帳・キャッシュカード

は自分で用意して、

 

医療機関の証明書

は治療を受けた病院に書いてもらいます。

医療機関によって金額は違いますが診断書料は取られると思います。

あと、⑥領収書もきっちり保管が必要です。

 

③住民票④戸籍謄本(初回のみ)

は役所で申請します。

⑤所得証明は市民税・府民税を払った時に付いてる明細?みたいなのでOKでした。

主人のはそれで良かったのですが、私は市民税・府民税を払っていないので、払っていないという証明書を役所で申請しました。

これは人によって違うと思うので、助成金の申請窓口で聞けば何を出せばいいのか教えてくれます。

 

今回私は実は3回目の申請だったので戸籍謄本は要りませんでした。

住民票の役所とは違うので戸籍謄本がいる場合は大変なんですよね😅

いざ、窓口へ!

以上の書類を揃えて、いざ窓口です。

私が住んでいるのは大阪市なので、窓口は区役所の保健の窓口でした。

 

この窓口…

母子手帳とかの窓口と一緒なんですよね…。

 

これが思いのほか辛かったです😥

 

私は妊娠判定が出たけどその後流産したので、診断書には『妊娠判定陽性』と書いてあるんですよね。

それを見て窓口の人に

母子手帳は受け取られましたか?』

と聞かれました。

 

「いえ…流産したので…。」

と何とか答えましたが、一気に涙がこみ上げてきてしまいました。

 

『あ💦そうなんですね💦』

窓口の方も焦った感じで、なんか申し訳なかったです。

 

書類確認で待っている間も、横の方は母子手帳を取りに来ている方で、聞こえてくる話が羨ましすぎて…。

 

比べてしまう事で自分を傷つけている。

子供が生まれるのも大変な事。

と頭では分かっていても心の中は真っ黒闇。

 

早くお金が欲しかったので(笑)流産手術後10日程で申請に来たのが早すぎたのかもしれませんね。

無にはなりきれませんでした。

 

窓口の方は気を使って下さったのか、

『今年度中にまた治療されるんでしたら、この申請書お使い下さい』

と申請書を3枚もくれました😂

所得証明書も返却してくれて、今年度中だったら出すだけで良いみたいです。

そんな気遣いがうれしかったです😌

 

助成金が振り込みまでの期間

助成金を申請したのは6/26の事でした。

申請した時に

『2~3か月はかかります』

と説明を受けていたので気長に待とうと思ってはいたのですが、実際に振り込まれた日付は

10/12でした。

 

3か月半…

思ったより長かったですね😅

 

申請してから『受理されました』とかの書類も届かず、ちゃんと振り込まれるのかなあと思った頃、書類が届きました。

大阪市不妊治療助成金決定書

この書類が届いてから、『約30日』でようやく振り込まれるという書類でした。

 

思ったより時間がかかったので、役所では辛かったけどやっぱり早めに申請しておいて良かったなと思いました。

(その後予定外の出費も多かったので💦)

 

助成金増額のおはなし

不妊治療の保険適応の範囲が広がるのは再来年と言われていますが、助成金の金額が増額されるのは来年からではないかと聞きました。

 

どうやら2回目以降でも30万円。

しかも回数は産むごとにリセットされるとか!

ありがたや😭

 

助成金をうまく使って、妊娠できる事を目指し不妊治療続けさせて頂きたいと思っております😌