胎盤ポリープからの大量出血【救急車で運ばれた日】

これまでの経過

6/11　8ｗで稽留流産の診断

6/16　流産手術

6/29　胎盤ポリープ疑い

7/14　通院していたクリニックから大病院へ転院するよう言われる

7/15　大学病院受診　子宮造影MRI検査を受ける

　　　※漢方薬処方

7/21　MRI検査の結果、胎盤ポリープと確定診断

突然の大量出血

8/30(日)の夜のこと

翌日の午前中が2週間ぶりの受診の予定でした。

10日程前から茶色の出血が少し増えていたのが気になっていたので、診察の時に伝えるつもりでした。

この日夕方くらいから少量の鮮血が出てきたので、

(もしかして生理かしら？)

と少し期待の気持ちも少しあったくらいです。

シャワーを浴びて晩御飯を食べて、椅子に座ってパソコンで作業していると、

21:35頃、いきなり

ドバーッーーーーーッ

と血が出た感覚がありました。

生理の時とは明らかに違います。

ビックリしました。

(どうしよどうしよ…)

と、少し部屋の中をぐるぐるしましたが、

(とりあえずトイレに！)

と思って、パソコンの電源を切ってからスマホを持ってトイレに行きました。

グロい表現になりますが、ナプキンも便器の中も血だらけです。

下着もズボンも汚れてしまっていました。

便器に座っている間にも、血はチョロチョロと出たりドバっと出たりしています。

(これはまずい…)

と思い便器に座ったまま、まずは病院に電話をかけました。

スマホに登録してあった、時間外用の病棟に繋がる電話番号にかけて事情を説明します。

やっぱり少しパ二くってましたが、電話に出てくれた看護師さんに現状を説明すると

『少々お待ちください』

と言われ保留になりました。

その間に主人にLINEを入れました。

　今出血して病院に電話中

　救急車呼ぶかも

　いつ帰ってくる

『今から帰る』とは連絡を受けていたので、

(早く帰ってきてー)

と祈る気持ちでした。

『出血すると止まらなくて輸血が必要な場合もある』

と散々言われ続けていたので、ビビりな私は怖くて仕方ありませんでした。

震える手で文章を打っていました。

そんな間に保留が終わり、先生らしき人が出てくれました。

現状を聞かれ、まだ出血がある事を伝えると、

『救急車呼んで下さい』

と言われ、電話を切りました。

同じころ、

『大丈夫かー？』

と言いながら慌てて主人が帰ってきました。

ちょうど電車を降りたところでLINEが来たようで、ダッシュしてくれたようです。

次は救急車です。

一番最初に住所を聞かれ伝えると、

『すぐに向かいます』

と言われました。

その後現状とか病院には連絡済みの事などを伝えると、待っているように言われます。

待っている間、主人に着替えを用意してもらって、荷物の用意も便器に座ったまま指示しました😅

血まみれになったナプキンを見て、主人もビビっている様子でした。

すぐに次は救急隊員さんの携帯から電話があり、

『もうすぐ着きますから診察券と保険証を用意して下さい』

と言われました。

 

救急車で運ばれる

その1分後くらいに救急車の音が聞こえてきました。

後から発着信履歴を見てみると、救急車を呼んでから救急隊員さんからの電話までの時間は5分程でした。

つまり、救急車を呼んでから到着までは6分くらい。

本当にありがたいし頼りになります！

救急車が到着し、ピンポンが鳴ったので夫がオートロックを開けました。

もう人が来るのでさすがに便器から離れ、用意します。

新しい生理用ショーツに、でっかいナプキンを装着しました。

実はこの頃には出血はかなり治まっていて、出続けるというよりはたまに出ては止まるような感じでした。

それも救急隊員さんに伝えて、歩いて移動し救急車に乗り込みました。

新型コロナウィルスの影響なのか、救急車に乗り込んでまず体温を測られました。

なぜか37.3℃ありました😳

味覚や嗅覚の異常など聞かれましたが、全く症状はありません。

血圧と酸素も測られているとすぐ救急車が出発しました。

病院に連絡済みですしね。

救急車の乗り心地は正直あんまりよくない…。

ガタガタ揺れるし、進行方向と逆向きなのでちょっと酔う…。

でもさすが救急車。

ほとんどノンストップで病院に到着しました。

到着してからはストレッチャーで運ばれます。

主人はこそっと撮っていたようです。不謹慎だなあ！😣

救急車で搬送される私

…なんだか恥ずかしいし、

(救急車呼ぶ程だったのかな…)

とこの時点で思いました。

出血も最初に大量に出てからは治まってましたしね。

ちなみに！

後から主治医の先生にも言われましたが、大量出血がいつ止まるかはその時は分からないので、躊躇する事なく、病院に電話して指示に従うよう言われました。

『判断に迷っている間に血が止まらなくて、意識を失ったりしてしまう事だって考えられるし、助けを呼べなければ手遅れになる可能性もあるから！止まった事は結果論だよ！』

と言われたので、結果的に大した事なかったっていうのは恥ずかしいと思うくらい良いじゃないか！

ってことですね。

婦人科の病棟に運ばれて、まず体温と血圧が測られます。

体温37.5℃

(高っ！新型コロナの検査とか受けるのかな)

と、時期が時期だけに思っていましたが、その後特になにもありませんでした😅

結果的に翌朝には下がっていましたが、なんであんなに体温高かったんだろう…。

昼間クーラー付けずに過ごしていたので、熱中症気味だったのかもしれません。

症状はなかったのですが、もう少し気を付けないといけませんね。

ルートを取られ採血した後点滴が入れられました。

いつも採血とかされる肘の所じゃなくて、前腕の所です。

これが痛い！

1回目が入らず、2回目で成功です。

点滴終わった後に撮った写真

その後さっそく診察です。

当直の先生2人が見て下さりました。

やはり出血はほとんど止まっているようでした。

(良かった…)

と安心する気持ちと、

(あー、大げさに救急車呼んじゃった…)

というお恥ずかしい気持ちが入り乱れましたが…。

この後もまた出血するかもしれないので、この日は入院する事になりました。

旦那、1人で帰らされる

主人とは会えないまま帰されるようです。

これも新型コロナの対策だそうで、入院時の面会もできないと言われました。

大変な時期ですね。

『ご主人心配されていたので、後で連絡してあげて下さいね』

と言われ、病室に向かう事になりました。

今回、差額ベッド代はなしで個室に入院できる事になりました。

救急だからかな？

入院なんて初めてなので、個室は本当にありがたかったです。

ひと通り病棟の説明とかしてもらって、車いすで病室に連れて行ってもらいました。

車いすも初体験。

やっと一人になってスマホを見ると、主人からメッセージが入っていました。

「とりあえず大丈夫ー。」

と返信した頃には、もう家に着くところとの事でした。

主人は私と別れてから結構すぐに

『このまま入院になるのでお帰り下さい』

言われ、(どんな風に言われたかは分かりませんが…)納得いかないままトボトボと一人帰ったようです。

とにかく

『もう出血はほとんど止まっているから大丈夫。あとからしてみれば救急車は呼ばなくて良かったくらいだと思う』

と伝えました。

ほんと心配しただろうな…。

申し訳ない。

ちょうどいい時に帰ってきてくれて、的確に動いてくれて、本当に助かった…。

ありがたい…。

夫は私の両親にも連絡したとの事で、電話して状況を伝えました。

心配して車で向かってくれていた所だったそうでしたが、面会もできないので帰ってもらうしかありませんでした。

ほんと、人騒がせな娘でごめんよ…。

そうこうしている間に点滴も終わり、看護師さんが抜きに来てくれました。

出血も治まっている事を伝えると、何かあれば呼んで下さいと言われました。

病院にいてるのでまた出血しても大丈夫。

…結果的になかなか眠れなかったんですが、再び大量出血する事もなく夜は更けていきました。

準備しといて良かったもの

今回、家に一人でいる時に出血して本当にパニックになりました。

前々からお医者様には

『ほんとに突然出血するかもだから！』

と毎回受診のたびに口を酸っぱく言われていたので、そうなった時の準備も一応していました。

いわゆる入院セットですね。

用意した入院セット

・ナプキン

・生理用ショーツ

・プラトップキャミ

・Tシャツ

・バスタオルと小さめタオル

・ウェットティッシュ

・ティッシュ

・歯磨きセット

・靴下

・マスク数枚

・スウェット

・現金少し

・保険証コピー

・使い古したバスタオルと大きいゴミ袋

(タクシー使う事を想定して汚さないように)

これに加えて

直前で用意したもの

・お財布

(保険証と診察券入り)

・スマホ充電器

・飲み物

スマホ充電器は直前に主人がサッと荷物に入れておいてくれました。

これは本当に助かった！

あと、主人に言われてスマホのメモ帳に入れていた

『電話する時の台本』

これも助かった！

実はこの台本を元に事前に予行練習もしていました😅

『まず病院に何て言う？』

『メモに入れとけ！』

と言われ渋々メモ帳に記録し、その後通し練習も2回していました。

(練習の様子をはたから見ればあまりの大根役者ぶりにマヌケに見えると思います💦)

病院に電話した時に聞かれるかもしれないので、診察券のID番号も入れていました。

案の定聞かれたので準備しておいて良かった！

実際ちゃんと想定していたのは主人でしたね。

やっぱりパニックになるもんで、実際メモ帳を見ながら台本通りにカタコトでも話す事が出来ました。

準備しておけば良かったもの

・イヤホン

・綿棒

・お箸

(食事にはお箸はついてなかったので、割りばし毎回わざわざ持ってきて頂きました💦)

個室だったので小さい音でYouTubeとか見ていましたが、大部屋だった場合に備えてイヤホンはマストだなと思います。

あと、個人的には綿棒！

耳掻きたくて仕方なかった！

実は大量出血は6日後に再び起こる事になりますが、それはまた後日…。