38歳不妊歴8年の鍼灸師によるブログ

38歳不妊歴8年。5年前に採卵2回移植1回、いずれも妊娠に至らず。2回目の採卵で18個の受精卵が菌により全滅し体外受精お休み。2020年体外受精再開し妊娠するも8週で稽留流産。その後胎盤ポリープと診断され、約4か月後に自然排出される。2021年1月から体外受精再開。2月に胚盤胞移植→陰性。3月の胚盤胞移植で陽性判定。2021年12月2日緊急帝王切開で出産。

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判定日(BT12)

2020.5.14(木)BT12 判定日

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いよいよ判定日当日。

12日間長かった…。

 

移植翌日からの経過

5/3(日)BT1

出血はなし。お腹はずっと違和感がある。『ここに子宮がある』と存在感がある感じ。

普段は何ともないのに胃が痛い時は存在感が出る感じに近いかな。

チクチクするような、むず痒いような…。

今日と明日は何もしなくていいように冷凍のお弁当を用意したりしていたので、家事をする事もなくマンガ読んだり映画を見たりして過ごしました。

 

5/4(月)BT2

ほんの少し茶色の出血が付く。

『どうか着床出血でありますように…』と祈る。

この日もゆっくりほとんど動かず過ごす。

 

5/5(火)BT3

今日は予約1件入っていたので2時間程お仕事。

お腹は移植翌日ほどではないけどチクチク感というか違和感あり。

 

5/8(金)BT6

生理前は便が緩くなり下す事もあるから、今日の便が少し緩めで不安になる。

水様便ではなくて形はあるから下すまでは行ってない!持ちこたえて!

 

5/10(日)BT8

お腹の違和感あり。中がかゆいというか熱い感じというか。たまに生理痛のような痛みもありビビる。

お腹の存在感はない時よりもある時の時間が多い。

夜に少し茶色の出血が付く。

お腹から太もも、ふくらはぎ内側にひきつる感じがある。

 

5/12(火)BT10

朝に茶色の出血さらに少しあり。

お腹の痛みも時折ある。少し強め。

 

5/13(水)RT11

出血はなし。便は緩め。

お腹の違和感はあり、体勢によってひきつる感じ。

 

この症状が生理前の症状なのか、妊娠超初期の症状なのか、果たしてどっちなのか。

 

 

通っているクリニックは血液検査だけの判定らしく、診察の1時間前に来院し採血。

 

1時間がなるべく早く過ぎるように持参したマンガをひたすら没頭して読む。

30分に1冊として、2冊持ってきた。ちなみに『NARUTO』の51巻と52巻。

移植の翌日から1巻を読み始めて、気づけば12日で50巻まで読んでました😅

 

マンガに没頭してても、ふと時計が気になる。

診察の時間が近づくのを確認するごとにドキドキ…。

NARUTOを読みながらドキドキ…。

 

ふと、(朝から3回も便が出たし、もうお腹には居ないのかなあ)と思ったり、

(出血があったり、お腹とか股関節とか痛かったりひきつったりしてたし、こんなの今までにはなかったから期待できるかなあ)と思ったり、

(でも薬飲んでホルモンを補ってるからそんな症状が出てただけなのかなあ)とか。

 

気づけば頭がグルグル、心臓はドキドキしてくるので再びNARUTOを読んで…

の繰り返し。

予想通り落ち着かない1時間を過ごしました。

 

採血が終わって1時間。

ついに呼ばれます。

 

先生の机の上には検査結果らしき紙が置かれてあって、座るなり見てしまいました。

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不妊治療歴が長いので分かります。

HCGは妊娠していなければ1桁とかのはず…。

 

『1757』って陽性じゃん!

 

検査結果の紙を見つめている私に先生が

『おめでとうございます。陽性です。数値も問題ないですよ。』と言ってくれました。

 

8年間で初めての妊娠判定陽性でした。

 

この8年間、自分の妊娠が分かった時どんな感じなのかなと何度も想像しました。

「やったー!」と喜びが爆発するのか、感動で涙が出るのか。

 

でも初めて妊娠が判って、感じたのは「本当に?」という感情でした。

とにかく実感が湧きませんでした。夢のようで…。

検査結果が取り違えているのではと思い、何度も名前を確認します。

 

何度も何度も期待して、生理が遅れて尿検査をしても真っ白だった妊娠検査薬を見た時の絶望とか、生理が来てしまった時の悲しさ、どこにぶつければ良いのか分からない怒り…。

そんな事をこの8年間何度も何度も繰り返して、傷つかないようにどこか今回は期待してしまわないように自分を守っていたのかもしれません。

 

看護師さんからの今後の説明を聞くまでの待ち時間、たまらなくなって主人に電話しました。

 

「陽性だったよ」と伝えると『ようせいって何?』と言われました。どうやら妖精と思ったようです😑

「合格だったよ!」と伝えると、『そうなんや、よかったなあ』と言っていました。

思ったより冷静でしたね。

でもこの電話で少し落ち着く事が出来ました。

 

ずっとふわふわした気分で、お尻に注射(プロゲストンデポー)を打ってもらっても、看護師さんに今後の説明をされても実感が湧きませんでした。

 

現在は4週と3日。これから毎週確認に来て、早ければ7週で卒業できるようです。

それまでは薬も飲まなくちゃいけませんし、まずは胎嚢が確認されないと安心できません。

 

それでも8年間で初めて第一関門を突破できた事、今回の体外受精を受けられた事、お医者さんや看護師さんやクリニックのスタッフさん、とにかく全ての人に本当に感謝します。

 

8年越しで授かる事ができたこの命を大切に大切に育てていきます。

まだ小さい私たちの赤ちゃん、これから末永くよろしくね。