2020.5.2(土)D19 胚盤胞移植
今年の初めから準備してきた集大成!
いよいよ胚盤胞移植当日を迎えます。
通っているクリニックは、移植は午後からと決まっているようです。
14:00に来院、少しして呼ばれ採卵の時と同じリカバリールームなる場所に通されます。
順番は8番目だそうで、14:00から最初の方が始まるみたいです。
時間は15時過ぎくらいになるとの事。
直前になったら呼びに来るので、下着はそのままであとは着替えて下さいと説明を受ける。
採卵とは違い、麻酔がない為心電図もつけないのでブラジャーやキャミソールもそのままで良いと言われました。
着替えて少しすると、培養士さんによる卵の説明の為呼ばれます。
モニターに今回の胚盤胞が映っていました。
真ん中より左側の少し黒っぽくなっている部分が赤ちゃんになる所と教えてくれました。
薄目で見るとなんとなく赤ちゃんの形に見えてきてしまいます😂
当日の午前中に問題なく融解できたので、これを移植しますねと言われました。
移植前に見せてもらえると、『この子が戻ってくるんだ』と実感しやすいです。
部屋に戻るとタブレットで移植後の生活の注意を動画で見ました。
動画で説明されているのは院長先生でした。
以前に頂いた資料にはもう少し詳しく書かれてあります。
タブレットには他に自律神経調整法(?)みたいな、メンタルを整えるのを助けてくれる動画が入っていて、せっかくなのでヘッドホンで聞きながら言われるままにやってみました。
リラックスして臨めるように色々と工夫してくれていますね。
15時過ぎになって、いよいよ順番がやってきます。
膀胱におしっこを溜める為水分を500ml程摂っていたので、かなりトイレに行きたかったですがここで行ったら台無しです。
オペ室には歩いて向かいます。
実は私は移植に不安がありました。
前回6年前に別の病院で移植を受けた際、チューブが入りにくかったのです。
その時はチューブを変えたり、先生が変わったりしましたが入らず、無理にグリグリ入れようとするのでめちゃくちゃ痛すぎて知らぬ間に涙がポロリと出ました。
結局入らず、『もう少し膀胱におしっこを溜めて下さい』と順番を最後に回され、他の方がみなさん終わってから再度トライしました。
それでもなかなかチューブが入らず、先生がまた変わり…と繰り返してやっと入って終わった…という経験があります。
もうとにかく痛かったので、今回もそうではないかと思い不安でした。(とにかくいたかったので…)
今回はどうだろう…と思って身構えていると、先生がチューブを入れ始めます。
…今回もやっっぱり痛い!!!!!
『大丈夫ですか?』と先生が聞いてくれたので「痛いです…」と答えます。
やっぱり入りにくいようで、『チューブの種類変えてやってみますからね』と多分4回程チューブを変えていました。
やはり結構痛くて、何度も最初からやり直すのでまた痛いの繰り返しです。
けど、今回の先生が前の病院と違ったのは、無理やり入れようとはしなかった事。
そして、何度も『大丈夫ですか?』と繰り返し聞いてくれました。
「痛い…」とうめいてる私の手を看護師さんが握ってくれて、『今ここまで進んでるからもう少し!』とモニターを見ながら説明してくれました。
先生も落ち着いていて、時間はかかりましたが後回しにされる事もなく、チューブが無事に入りました。
『お願いします!』と先生が隣の部屋に声をかけて、培養士さん(?)が胚盤胞を持ってきてくれます。
『今から戻しますからね。入っていくと白くなりますから見ていて下さい』と言われ、モニターを見ていると、スッとチューブの先が白くなりました。
『着床しやすい位置に戻せましたよ』と声をかけてもらい、チューブの中に戻っていないかの確認も終わって終了となりました。
前の病院の事があったので、先生に対して心から感謝の「ありがとうございました」を伝えました。手を握ってくれた看護師さんにも…。さらに言えば関わってくれた全てのスタッフさんに…。そんな気持ちでした。
入りにくい理由は何なんでしょう?入りにくい形なんでしょうかね😅
ほとんどの人は移植は痛くないようですが、私は毎回痛いんでしょう😢
オペ室を出て『トイレ行かれますか?』と聞かれたので、迷わず「はい!」と答えトイレに行きました。ほんと膀胱パンパンだったので。
ほんとは行きたくないですけどね。大丈夫とは言っても腹圧かけたくないし何となくですけど…。
トイレが終わって部屋に戻ると次はホルモン補充の筋肉注射です。
いやあ、これが痛すぎた!😫
何も考えずに左腕にしてもらったら激痛!
しかもその時だけではなくて、結果的に翌日まで左腕に少しでも力が加われば痛い状態でした。
今まで筋肉注射でここまで痛くなった事はなかったので、腕にしてもらいましたが、痛くて気分が悪くなってしまい、移植とか関係なくベッドで横になりました。
少し経つと気分は戻りましたが、痛みは続きます…。
そうこうしているとケーキをお茶を持ってきてくれました。
これがうれしかったですね。分かってますねえ。さすがです😊
『食べ終わったらご自身のタイミングで帰って頂いて大丈夫です』と言われ、ゆっくりケーキを楽しんで、痛みも引きそうにないのでしばらくして着替えました。
着替えるのも痛い…とにかく何をしても痛い…。腕の痛みだけが辛かったです。
今度からはお尻にしてもらおうと心に決めました。
本日のお会計¥149,220也💸
今年になって体外受精を始め、採卵の準備周期含め、移植の準備周期もすべて含め、体外受精のこの日までの総額が
¥908,230也💸
90万!!
半分顕微鏡受精にしたり、自分で色々選択もしてこの金額になった訳ですが、正直想定以上の金額となりました。
けど、ほんの少し前までは体外受精の選択肢すらなく、あきらめるしかなかった。
今はお金を払えば高度な医療で妊娠率を上げてもらえる…。
江戸時代の良いとこの家の嫁だったら7年妊娠できなかったら離婚されていてもおかしくない。
恵まれている時代に生まれたなと思います。
それでも『高いなあ』とは思ってしまいますけどね😑
次の受診は5/14(木)
いよいよ妊娠判定です!